会津塗手塩皿とアートのマリアージュ 大詰めです!(蒔絵編)

会期を直前に控え、塗師さんから仕上がってきた手塩皿1,000枚に、22名もの蒔絵師さん方が分担して加飾を施しています。そんな中、お邪魔した工房では、「地描き(じがき)」と呼ばれる工程の最中でした。

下絵を、手塩皿におおまかに写しとり、漆専用の蒔絵筆を使って絵柄を一つ一つ描いていく工程。

まず、地描きをします。

まず、地描きをします。

 

 

 

 

 

 

左が下絵です。右が完成品。

左が下絵です。右が完成品。

 

 

 

 

 

 

その後、漆の乾き具合を確かめながら、金・銀などの金属粉を蒔付け、定着させていきます。

作業中の作品は、蒲生氏郷公の家紋でもある「巴紋」をあしらった蒔絵。
錫粉を蒔付ける「錫絵」と呼ばれる技法を用いており、金粉や銀粉とは、又異なった表情に仕上がっていました。

こんな風にして作業しています

こんな風にして作業しています

 

 

 

 

 

 

使っているのは、こんな様々な色漆です。

 

 

 

 

 

 

たくさんの色漆を使って表現します。
多くの職人さんの手を経て、1,000枚の手塩皿が仕上りつつあります。ご期待下さい!