カテゴリー別アーカイブ: 漆の芸術祭関連

陰翳礼讃・漆鑑賞の夕べ(終了しました!!!)

イタリアクレモナ市から会津へ~会津漆ヴァイオリン演奏と市収蔵品と鈴善漆器店所蔵の珠玉の漆芸品を、絵ろうそくの灯りの中で鑑賞します?演奏のあとは、演奏者を囲んで郷土料理と地酒やワインをお楽しみください。

漆バイオリン

演奏者:白須 今

〔プロフィール〕

大 学在学中、ジャズグループ”光’(フォント)のメンバーとして2006年デビュー。作曲家と しても才能を発揮し、サポーターとしてはstingや椎名林 檎、矢澤永吉など有名アーティストのライブ、CD録音に参加している。2009年の伊勢神宮宇治橋渡り始め式典で東儀秀樹氏とともに、奉祝演奏を果たす。

 

 

日時:10月19日(土)  18:00会場 /18:30開演/19:00交流会

会場:澁川問屋(会津若松市七日町)

定員:30名 ※残りあとわずかです。18日までお申し込みください。

会費:5,000円(飲食代)

申し込み:あいづまちなかアートプロジェクト実行員会事務局

(会津若松市教育委員会文化課)

℡:0242-39-1305

◎会費を添えてお申し込みください。


陰翳礼讃・漆鑑賞の夕べ

絵ろうそくのあかりのなかで、郷土料理とともに珠玉の漆芸品と漆バイオリン演奏を鑑賞します。

と き 10月19日(土)

ところ  七日町 澁川問屋

演奏者 白須 今(しらす こん)

大学在学中、ジャズグループ光のメンバーとして2006年デビュー。作曲家としても才能を発揮し、 サポーターとして椎名林檎、矢沢永吉など有名アーティストのライブ、CD録音に参加している。2009年の伊勢神宮宇治橋渡り始め式典で、東儀秀樹氏とともに、奉祝演奏を果たす。

定 員  30名様(先着順)

会 費  5,000円(飲食代)

申込先 あいづまちなかアートプロジェクト実行委員会事務局

(会津若松市教育委員会文化課)

℡ 0242-39-1305 ※会費を添えてお申し込みください。


あいづまちなかアートプロジェクト 開幕!

漆芸作品と絵画作品を、まちなかの30以上の会場で一ヶ月間展示を行う本市初となる大型アートイベントの「あいづまちなかアートプロジェクト」が5日開幕しました。

オープンを記念して、実行委員長である、室井 照平会津若松市長からのあいさつ、来賓を代表して会津若松市議会議長 戸川稔朗様のご挨拶をいただきました。

室井 照平市長からの挨拶です

室井 照平市長からの挨拶です

 

 

 渡部 優生副議長よりご挨拶をいただきました

渡部 優生副議長(代読)よりご挨拶をいただきました

 

 

 

 

 

 

 

続いて、あいづまちなかアートプロジェクト総合アドバイザーである、井波 純会津大学短期大学部教授より、概要説明を行いました。

 

概要説明を行う井波教授

概要説明を行う井波教授

 

 

 

 

 

 

 

オープンを記念して、重要無形文化財保持者である、、室瀬和美氏より記念講演をいただきました。会場では、追加の席を用意するほどの盛況ぶり。先生の分かりやすくて、ひきつけられる話ぶりに、観客は漆を身近に感じられたようです。

やさしく語りかけるように話される室瀬氏

やさしく語りかけるように話される室瀬氏

 

 

 

 

 

 

大勢の聴衆と絵画に囲まれた素敵な空間の中で、後援は進みました。

大勢の聴衆と絵画に囲まれた素敵な空間の中で、講演は進みました。

 

 

 

 

 

 

 

 

5日より、会津若松市内の30以上の会場で、気軽に美術作品を鑑賞することができます。ぜひ、会津若松市のお越しいただいて、楽しい時間を過ごしてください。会期は11月4日までです(一部会場を除く)。


会津塗手塩皿とアートのマリアージュ 大詰めです!(蒔絵編)

会期を直前に控え、塗師さんから仕上がってきた手塩皿1,000枚に、22名もの蒔絵師さん方が分担して加飾を施しています。そんな中、お邪魔した工房では、「地描き(じがき)」と呼ばれる工程の最中でした。

下絵を、手塩皿におおまかに写しとり、漆専用の蒔絵筆を使って絵柄を一つ一つ描いていく工程。

まず、地描きをします。

まず、地描きをします。

 

 

 

 

 

 

左が下絵です。右が完成品。

左が下絵です。右が完成品。

 

 

 

 

 

 

その後、漆の乾き具合を確かめながら、金・銀などの金属粉を蒔付け、定着させていきます。

作業中の作品は、蒲生氏郷公の家紋でもある「巴紋」をあしらった蒔絵。
錫粉を蒔付ける「錫絵」と呼ばれる技法を用いており、金粉や銀粉とは、又異なった表情に仕上がっていました。

こんな風にして作業しています

こんな風にして作業しています

 

 

 

 

 

 

使っているのは、こんな様々な色漆です。

 

 

 

 

 

 

たくさんの色漆を使って表現します。
多くの職人さんの手を経て、1,000枚の手塩皿が仕上りつつあります。ご期待下さい!
 


「人間国宝」室瀬和美氏の記念講演の演題を発表します

このあいづまちなかアートプロジェクトのオープニングを記念して、人間国宝である室瀬和美氏が記念講演をされます。

その演題が、「漆の美と文化」と決定しました。

氏は、蒔絵の技術で、国の重要無形文化財保持者をなられた方です。その著書『漆の文化―受け継がれる日本の美』では、蒔絵だけではなく漆文化を取り巻く環境や歴史、深い情熱を持ちながら、期されており、その将来まで言及されております。一読の価値ありです。

漆そのものの天然素材としての価値にも着目した「「TED×TOKYO2013」での講演のように、とても分かりやすく語りかけてくださいます。

10月5日をお楽しみに!


会津塗手塩皿とアートのマリアージュ 順調です!(上塗編)

塗りの最後の段階に入りました。人毛でできた刷毛で塗ります。漆が垂れないよう、乾固まで何度も上下にひっくり返しながら管理します。これで仕上がりなので、小さなゴミが付いても失敗です。塗ってしばらくして刷毛目が平らになった頃に、ゴミを一つ一つ拾い上げます。

上塗の模様

上塗の模様


木地師の工房を紹介します

伝統工芸士の三浦圭一さんの工房2階で、出番を待つ「木地」たち。
材木は1本買い。長い年月をかけて育った木ですから、少しも無駄にはできません。だから、展示では漆をかける前の木地にも、登場してもらいます。

出番を待つ「木地」たち

出番を待つ「木地」たち


うるし林見学会の様子を報告します。(8月7日終了)

漆器の原点である「漆」。会津では幕末まで、漆樹が厚く保護されていました。その後、時代の変遷とともに減少していきました。今では、市有林では約700本弱が確認されています。
ウルシの木を将来につなげるために、市でウルシの植栽を行っています。今回は、市民の皆さんと一緒に、下草刈りとウルシ掻きの体験会を行いました。写真で紹介します。

下草刈り

夏の暑さに負けず、懸命に下草刈りをしました。

 

元気に育てよ!(赤くマーキングしてあるのがウルシの木です)

元気に育てよ!(赤くマーキングしてあるのがウルシの木です)

 

ウルシ掻きを直に見て、興味深々。その後、体験で掻き取りをしました。

ウルシ掻きを直に見て、興味深々。その後、体験で掻き取りをしました。

白いのがウルシの樹液です

白い樹液が漆の原液です。

 

参加者のみなさん、お疲れ様でした!

参加者のみなさん、お疲れ様でした!

見学会終了後、会津漆器の源であるウルシの現状について、みなさんからは様々な意見が出されました。

誰もかぶれずに、大変貴重な体験ができた見学会でした。


会津塗手塩皿とアートのマリアージュ 順調です!(下地編)

現在、1000枚の皿を完成させるために、会津漆器協同組合の職人達が作業を進めています。その進み具合に併せて、お知らせしていきます。
今回お伝えする工程は、「下地」です。木地に一度漆を浸み込ませ(木がため)た後、サビ(砥の粉に漆を合わせた硬めのペースト状の下地)をヒノキのへらで平滑に付けてます。
これは、木地の荒れを埋めながら、この後に塗る漆が滑らかになるための大事な工程です。

下地

下地

下地作業の拡大

下地作業の拡大