Monthly Archives: 7月 2015

うるし林見学を実施しました!!

あいづまちなかアートプロジェクトの連携イベントとして、今年も市民の皆さんと一緒に、うるし掻きの見学と下草刈りの体験会を行いました!!その様子を紹介します。

このイベントは会津漆器の原点に触れてもらうとともに、地域の森林文化の保全・伝承の重要性を理解してもらうため毎年開催しています。漆器の原点である「漆」。会津では幕末まで、漆樹が手厚く保護されていました。その後、時代の変遷とともに減少していきました。
そのうるしの木を将来につなげるために、市でうるしの植栽を行っています。

漆林の場所は、会津若松市中心部から車で30分もかからない一箕町金堀地区の市有林です。
道路から斜面を下ると、そこはうるし林。樹齢二十数年から数年の木が植えられています。

会津若松市内にあるうるし植栽林です。

会津若松市内にあるうるし植栽林です。

講師紹介と参加者の皆さんにあいさつをもらいました。

講師紹介と参加者の皆さんにあいさつをもらいました。

まずは、うるし樹液の採取です。うるし掻き道具の説明を聞いた後、実際の作業を見学します。見慣れない道具とはじめてみる作業に、質問が続出しました。
みなさん、興味深々の様子。漆の原点のここ、うるし林から、漆器になるまでには、たくさんの作業と人の手がかかっていることを、実感したみなさんでした。

講師の村上修一さんによる道具の説明

講師の村上修一さんによる道具の説明

うるしの掻き取り作業の見学①

うるしの掻き取り作業の見学①

うるしの掻き取り作業の見学②

うるしの掻き取り作業の見学②

うるしの掻き取り作業の見学③

うるしの掻き取り作業の見学③

うるし液がじんわり染み出てきます。

うるし液がじんわり染み出てきます。

見学の後、参加者は植えて数年の木の周りの下草を刈りました。なれない作業と起伏のある地面に慎重に作業を行いました。草に埋もれて枯れてしまう若いうるしの木がこの作業で救われるそうです。

今年の参加者は6名。みんなで力を合わせて、作業を進めました。すっかり周りをきれいにしてもらった、うるしの木。いっぱい太陽を浴びて大きくなれよ~!

下草刈り作業①

下草刈り作業①

下草刈り作業②

下草刈り作業②

お疲れ様でした。

お疲れ様でした。

歴史ある素材である漆の可能性を身近で楽しむことが出来るのが、あいづまちなかアートプロジェクト2015での会津・漆の芸術祭です。

10月一ヶ月間の会期中は、全国の漆芸を学んでいる大学や漆芸作家の作品、会津漆器の逸品など、多様な漆の魅力を会津若松市のまちなかで楽しむことが出来ます。

出展作品が決まり次第、HPなどでご報告しますので、チェックと応援をよろしくお願いします!

 


うるし林見学会を行います!!

うるし林見学会 漆掻きで染み出る漆あいづまちなかアートプロジェクトの連携イベントとして、うるし林見学会を行います!!

市内のうるし林を見学して、下草かりやうるし樹液の採取を間近で見学できます。

伝統文化・会津漆器の原点を感じてみませんか?

うるし林見学会 昨年の様子うるしの樹液

※うるしや草にかぶれ易い人はご注意ください。

日時:平成27年7月31日(金)午前7:50~正午
場所:会津若松市内一箕町金堀地内市有林
※福島県立博物館駐車場に集合、市バスで送迎します。
内容:うるし液採取方法の見学・うるし林内下刈作業体験
対象:19歳以上の会津若松市民
定員:20名(先着順)
費用:無料
申込期間:平成27年7月6日(月)~7月24日(木)

問い合わせ・申し込みは、会津若松市の農林課へ。
電話0242-39-1254