本日10月6日(土)より、会津若松市内各所であいづまちなかアートプロジェクト2018が開幕しました!
10:00からのオープニングセレモニーは、漆のヴァイオリンの演奏でスタート。堀田里江子さん(ヴァイオリン)、樋口康子さん(ヴァイオリン)、加藤敦子さん(ピアノ)の御三方に「荒城の月」、「花は咲く」、「チャルダッシュ」の3曲を披露いただいき、オープニングセレモニーを盛り上げていただきました。
漆のヴァイオリンの演奏
漆のヴァイオリンの紹介
次に、実行委員長である室井照平会津若松市長、総合アドバイザーである会津大学短期大学部の井波純教授からあいさつを、清川雅史会津若松市議会副議長から祝辞をいただきました。
実行委員長の室井市長のあいさつ
総合アドバイザー 井波教授のあいさつ
今年のイベント内容の説明
オープニングでは、今年のアートプロジェクトのテーマである「過去と私 私と未来」を象徴する二つのプロジェクトについてご紹介しました。そのうちの一つが、会津漆器協同組合青年部による「会津塗板かるた」の発表です。
会津塗板かるたの披露
会津塗板かるたの制作のプレゼン
幕末の新島八重も得意であったといわれる会津の板かるたを、現代の若い作り手達が漆塗りで制作しました。今ではほとんど遊ばれなくなった会津の板かるたという文化を今一度見直す機会になればと思います。
次に、大町中央公園にある古いベンチを再生させた「ベンチ再生プロジェクト」の発表です。上越教育大学の伊藤将和研究室の皆さんと、会津若松市立第一中学校美術部の皆さんに、会津の伝統工芸品である会津木綿と会津漆器の特徴的な図案である「会津絵」をモチーフとした共同作品制作プロジェクトに取り組んでいただきました。
ベンチ再生プロジェクトの制作発表
伊藤将和准教授は、教員を志す学生の指導にあたられながら、芸術の社会還元を目的とした研究をされており、今回は一中美術部の生徒と、古くなった公園のベンチの現地調査、どのようなベンチが望まれているか、モチーフとなるデザインのヒントを得るための伝統工芸の工房見学、デザインの検討、ベンチの制作と長期間に渡り取り組んだ内容を発表いただきました。
ベンチ再生プロジェクトの制作発表(一中美術部の発表)
ベンチ再生プロジェクトの制作発表(伊藤将和准教授のまとめ)
「会津塗板かるた」は福西本店で、ベンチは大町中央公園で10月7日からご覧いただけますので、ぜひ足をお運びください!