【会津・漆の芸術祭】『花束の贈り物《漆のアートテーブルづくり》』(実施報告)

【会津・漆の芸術祭】
『会津地域の素材×伝統的な染型紙』で、Made in 会津のアートテーブルを制作しました!

あいづまちなかアートプロジェクトでは、会津ならではの文化資源である「うるし」と、地域の魅力を生かした文化芸術「アート」を掛け合わせた取り組みを通じて、人々の心、暮らし、まちが、より豊かなものになるよう様々な機会づくりに努めています。
とりわけ、昨年度からは、地域の子どもたちやアートコミュニケータと連携した「うるし×アート」の作品制作にも力を注いでまいりました。

【参考】・染める-SOMERU-プロジェクト
    ・彩る-IRODORU-プロジェクト

本記事では、福島県立会津支援学校 高等部木工班の皆さんと取り組んだ、「漆のアートテーブルづくり」についてご紹介します。

プロジェクトについて

会津産の漆液と会津にゆかりのある染型紙を使って、世界に一つだけのテーブル天板をつくります。
今回使用する染型紙のデザインは、かつて福島県立会津工業高校の染織科が生徒のために収集し、現在は福島県立博物館に所蔵されているものを使用させていただきました。

プロジェクトメンバー

【参加者】
福島県立会津支援学校 高等部木工班(9名)

【講師(制作指導)】
ノガワアイ(デザイナー/作家)
NPO法人はるなか漆部会

【事業担当団体】
福島県立博物館

制作の様子

1時間目 型紙彫り

日時:令和7年10月29日(水)10:30~12:00
内容:天板への加飾に際しては、講師のノガワさんが「花束」をテーマに、型紙の選定、図案の構成をしてくださいました。初回の作業では、そのデザインをいくつかのパーツに分け、分担しながら型紙を彫り進めました。

地域ならではの染型紙について学びました
デザインカッターを使い丁寧に切り取ります
小さい穴が多い模様は錐(きり)を使用

2時間目 拭き漆

日時:令和7年10月30日(木)10:30~12:00
内容:NPO法人はるなか漆部会の皆さんから説明を受け、天板の全面に会津産の生漆を塗布しました。なお、天板の材には、市内の木地師さんによって真円に加工された南会津産の栃の木を使用しています。

天板の直径は約60㎝です
漆を薄く塗った後、専用の紙で拭き取ります
木目を生かした風合いに仕上げていきます

3時間目 色漆で加飾

日時:令和7年11月5日(水)10:30~12:00
内容:拭き漆した天板へ1時間目に彫った型紙を貼り付け、筆やスポンジを使い色漆で模様をつけました。
この色漆もNPO法人はるなか漆部会さんが育てた会津産の漆で、色の具合についてはノガワさんとイメージを共有したうえで手配いただきました。

型紙の模様に沿って色漆で塗りつぶします
細かい箇所には毛先を使って色を入れます
型紙をはがす緊張の一瞬です
色鮮やかな花々が美しく咲き誇りました!

完成した作品の活用

①會津稽古堂で開催されたフォーラム『あいづ空き地ラボ』において展示しました。<11月23日(日)>

②今後、地域の方々に広くご覧いただける場所での常設展示を計画しております。

【会場】野口英世青春広場