【会津・漆の芸術祭】『うるしのボタニカルキャンドルづくり』(終了しました)

【会津・漆の芸術祭】
アートセンターにおいて会津ならではの文化資源である『うるし』の実や花を使ったキャンドルをつくります!

イベントについて

会津地域で行われてきた『うるし』の活用といえば、樹液である『漆』を使っての漆器づくりがまず挙げられますが、実は、うるしの木がつける実には蝋の成分が含まれており、かつては『うるしの実』から採る和蝋燭の生産も非常に盛んでした。

現在流通しているもので、うるし蝋が使われている蝋燭はほとんどありませんが、往時の製法・技術を現代版にアレンジしたワークショップです。ぜひお気軽にご参加ください。

※当日参加も承りますが、ご予約の場合は事務局(TEL:0242-39-1305)へお電話ください。

開催情報

日時:令和7年11月3日(月・祝)10:00~12:00(最終受付11:15)
※所要時間は40分~1時間程度です。

会場:野口英世青春広場(中町1-23)

※令和7年度福島県森林環境交付金(福島県森林環境税)活用事業

今回のワークショップのこだわり

①キャンドルの装飾には、枯れない加工を施した本物の「うるしの花」を使用します。
②県産材を使用した木製キャンドルスタンドを「うるし蝋のワックス」を使って磨き上げます。

うるしの花
うるしの実(左) うるしの葉(右)

うるし蝋の作り方

 うるしの実は、3つの層に分かれています。
 外果皮…最も外側の薄い皮
 中果皮…蝋の成分を豊富に含む層
 内果皮…中果皮の内側にある固い層(その中に種子をもつ)

 ①実を蒸すことで3層を分離させます。
 ②蒸した実を圧搾して蝋の成分を抽出します。
 ③液状の蝋を冷やして固めます。

適量ずつ袋に入れて蒸します
油圧ジャッキを使って搾ります
緑がかった茶色の蝋が採れます

うるし蝋ワックスの利点

・木製品や革製品などに深みのある自然な光沢を与えます。
・表面のコーティングにより、細かな傷や汚れから素材を保護します。
・撥水性が高まり、水や汚れが染み込むのを防ぎます。

アートセンターについて

場  所:野口英世青春広場 Dr.野口館(住 所:会津若松市中町1-23)

問い合せ:あいづまちなかアートプロジェクト実行委員会事務局(会津若松市文化スポーツ課)
     TEL.0242-39-1305

【会場】野口英世青春広場