10月5日から31日間に渡り開催しました、あいづまちなかアートプロジェクト2019は、本日11月4日(月)をもちまして閉幕しました。
会場に足を運んでいただいた方、関係者の皆様、本当にありがとうございました!
また、快く会場をお貸しいただいた蔵の所有者やお店の皆様に、深く感謝申し上げます。
普段入ったことのない蔵や会場で、漆作品や美術作品の素晴らしさをご堪能いただけたのであれば、スタッフ一同うれしい限りです。
地域のさまざまな文化は、そこに住んでいる人が誇りに思ってこそ残していけるものです。
今年のプロジェクトは市制120周年を記念して、大正末期から昭和初期に活躍した図案家 青木志満六氏を象徴的に取り上げ、青木氏が残した図案をもとに会津漆器協同組合青年部の皆さんに、会津漆器を制作いただきました。地元の若手職人の皆さんとともに忘れ去られた図案家の掘り起こしができたことは大変意義深いことでした。
また、青木氏が数多く手掛けていた観光パンフレットの鳥瞰図との関連から、日本画アーティストの川合南菜子氏と上越教育大学伊藤将和准教授に協力いただき、第一中学校美術部の皆さんに普段馴染みのある白虎通りをモチーフに鳥瞰図を作成いただきました。入念な聞き取り調査を行い制作された鳥瞰図は、過去と現在が混在し、見るたびに心浮き立つ発見がある素晴らしい作品でした。
会期中、様々な会場で作品を展示をしながら、会津の若い力による芸術・文化の素晴らしさを多くの方々に知っていただけたと思います。
今後も、このような機会を通して、地域の文化について、考えるきっかけとなっていただければ幸いです。
来年も引き続き、がんばります!
皆様、ありがとうございました。