清流のようなエネルギーが一定のバランスを
保ち合いながら成立している静謐な空間（calm）を構築。

蔵が建ち並ぶノスタルジックな七日町通りは、
過去に藩政時代や明治時に繁栄を極めた。
今回のプロジェクトにより、当時の面影を感じ、
多くの人たちが、交わりあいながら、
会津若松市から新たな流れが生まれる事を望みます。

calm projects
小野雄紀
國時誠
下平晃道
野口一将
松村亮平
保井智貴
「calm projects（カームプロジェクツ）」（http://calmprojects.tumblr.com/）

塗りや蒔絵など、さまざまな技法で彩られた手塩皿１００枚をアート作品として、明治時代に建設された会津を代表する酒蔵で展示します。美術館のように観るだけでなく、さわって、漆を感じていただけるような展示を予定しています。

※手塩皿・・・会津を代表する郷土料理「こづゆ」のための、直径１２㎝の塗の浅い皿のこと。会津では、「こづゆ椀」とも呼ばれる。こづゆだけでなく、アイスクリームやおつまみなどから、アクセサリー入れなど、その使い方も百花繚乱。

福島県立会津工業高校美術部により創出された、萌え系キャラクター「うるわし・あらみ」。キャラクターを多彩にデザインした漆切り絵作品により、展示空間を演出します。同時にユニークな立体造形作品も展示します。
漆の新たな可能性を見出し、漆と若者をつなぐ架け橋とします。

会津大学短期大学部や、全国の漆芸を学ぶ大学で生み出された、明日の漆芸文化を担う若い作家の作品を、かつて酒蔵だった、１５間（２８ｍ）の蔵で展示します。期間限定のアート空間をお楽しみください。

日本の芸術系大学としてはもっとも長い歴史を誇る京都市立芸術大学の漆工研究室が、伝統技法と現代アートが融合した漆作品を携えて、八重のふるさと会津にやってきます。新しい漆のかたちをお楽しみください。

４００年以上の歴史をもつ会津漆器。３代、４代はあたりまえ、７代目までいる職人さんの家や商家に伝わる、煌く技に彩られた漆器や漆芸品、その伝統を今に伝える工芸士他たちによる作品を展示します。会津ってやっぱりすごい！と感じてください。

五感で感じる漆の魅力。さわってください。あそんでください。漆のよさを実感してください。
木の肌ざわりや匂いなど、お子さんと一緒に、もちろん大人だけでも、遊びながら全身で漆の魅力を感じる展示です。

会津漆器の若手職人や問屋の若手で構成する青年部の作品を展示します。明日の会津漆器を担う職人たちの作品をご覧ください。職人さんの指導による蒔絵コボシなどのワークショップを開催します。

会津漆器職人の会の会員による作品を展示します。販売も予定しています。

天保３年、藩主松平家御用商人として創業以来、１８０年の歴史を持つ漆器店が所蔵する珠玉の優品を、期間限定で展示します。立ち並ぶ蔵も圧巻です。